Q. 歌が上手くなるために最初にする練習は?

ボイトレQ&A

こんにちは。ボイストレーナーのまきです。

「歌が上手くなりたい!」そう願う皆さんが、まず最初にするべき最高の練習。それは、

自分の歌を聴くこと

です。

「え?それだけ?」と思われるかもしれませんね。でも、自分の歌に耳を傾けられる人こそ、確実に歌が上手くなっていきます。

「自分の声が嫌い」…そんなあなたにこそ聞いてほしいこと

「先生、私、自分の歌声が嫌いなんです…」

実は、こんなご相談をよくいただきます。でも、安心してください!これは、あなた一人だけの感覚ではありません。

大前提として、自分の歌声は誰でも「変な声」に聞こえるものなのです。

なぜなら、

  • 普段聞いている自分の声:体の内側で振動し、骨や体を通して鼓膜に響く音。
  • 録音して聞く歌声:空気を振動させて、人の耳に届く音。

これらは伝わり方が違うので、違って聞こえて当然なのです。そして、人に聞こえているのは、録音した声、つまりあなたの「歌声」です。

自分の声が「嫌い」だと感じるのは、単に「あなたの本当の歌声を聞き慣れていない」だけかもしれません。

最高の料理人が、自分の料理の味を知らずに人に出すことはありませんよね?

まずは、自分の歌声がどんな風に響いているのかを認め、受け入れることから、楽しくスタートしましょう。

上達を加速させる「聴く力」

歌の練習がなかなか上手くいかない、と悩んでしまう方もいらっしゃいます。それは、自分の歌声と向き合うことから、つい目をそらしてしまうときかもしれません。

「自分の歌声より、プロの歌声の中から正解を見つけたい」と考え、すぐに「ミックスボイスの出し方を教えてほしい」と質問される方が多くいらっしゃいます。

これまでのべ1000人の方の歌声を聞かせていただき、たくさんご質問にお答えしてきましたが、「自分の歌を聴き返しますか?」と質問すると、かなりの方が「聴きません」とお返事されます。

しかし、レッスンでは自分の歌をしっかり聞き返していきます。自分の歌を聴くことを続ける方はどんどん上達されます。そんな数々の変化をたくさん見てきました。

歌が上達するシンプルな道のり

歌が上手くなるための道のりは、実はとてもシンプルです。

  1. 歌う
  2. 自分の歌を聴き返す(←ここが最重要)
  3. 課題点を把握する
  4. 自分にとって理想的な発声をイメージする
  5. トレーニングする

このプロセスを繰り返すことで、歌唱力は確実に伸びていきます。

もし、歌の成長点があるとしたら、それはまさに②自分の歌を聴き返すところです。

砂金を探すように、自分の「いい声」を探そう

私の歌の師匠から「歌は薄紙を重ねていくように上達するもの」と教わってきました。

自分の歌声と向き合うのは苦しい時もあります。しかし、粘り強く練習し続けると、歌った声の中に、自分でもハッとするような「いい声」が出る瞬間が必ず訪れます。

それは、まるで川底から見つけ出す砂金のように、目を凝らして探さないと手に入らない宝物です。

一瞬で消えてしまう霧をつかむような、正解の見えない模索の時間かもしれません。それでも、歌の深くて広い世界を嫌いになることはありませんでした。むしろ、ますます好きになり、夢中になっていきました。

自分の歌を磨くことは、自分のいいところを探し、自分という人間に磨きをかけていくことと同じです。

誰かの歌と比べたり、誰かの歌から正解を導く必要は全くありません。自分らしく歌える喜びは、人生に大きな力を与えてくれます。

ぜひ歌が大好きな皆様にも、そんな喜びをたくさん味わっていただきたいです。

さあ!自分の歌声を聴くことからスタートして、あなただけの歌声を輝かせていきましょう!

レッスンのお問い合わせはまきの歌広場公式LINEまで

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