「上手く歌っているつもりなのになぜか素人っぽく聞こえてしまう…」と感じていませんか?
実はその原因として考えられるのが「3つのズレ」です。上手く聴こえる歌を歌うためにはこのズレを修正することが大切だと考えています。今回はこの「3つのズレ」について解説していきます。
1.【リズムのズレ】伴奏と「気持ちのズレ」をなくす
歌が素人っぽく聞こえる原因の一つに、伴奏のリズムと歌のリズムのズレがあります。
メロディーは合っていても、歌い出しや伸ばす音が伴奏の「ノリ」と少しでもズレると、歌全体のグルーヴ感が失われ、途端に素人っぽく聞こえます。これは、耳で聴くだけでは気づきにくい、体の中の「拍子感」のズレです。
→ 解決策: 常に伴奏を体の軸で感じ取り、歌と演奏が一つになる「一体感」を意識してトレーニングしましょう。
2.【声の明るさのズレ】気持ちだけが「空回り」の歌
上手い歌は、聴く人の心に響き、元気を与えます。素人っぽく聞こえる歌は、声に「明るさ」や「活気」が不足しているように感じます。これは明るいテイストの歌でもしめやかな暗い歌でも共通の「覇気」のような音色です。
声の明るさは、発声の技術だけでなく、「自信」や「楽しむ気持ち」と連動しています。声帯が緊張していたり、共鳴区が狭かったり、発声に無駄な力が入っていると、声のトーンが暗く、こもってしまいます。
→ 解決策: 歌うことは「表現」です。歌う前に全身の力を抜き、笑顔になるくらいのリラックスした状態を意識し、声に「明るさ」という色を乗せましょう。
3.【いい歌の定義のズレ】何を大切にしているか
いい歌を「高い音域が発声できること」と認識されている方は、とにかく高音を出すことに美を求め、追及されます。しかし、プロの歌は、強弱(ボリューム)、スピードなど、声質に繊細なバリエーション(変化)があります。ささやくように歌う部分もあれば、感情を爆発させるように力強く歌う部分もある。この「感情のグラデーション」がないと、聴き手が飽きてしまい、素人っぽく聞こえてしまいます。
→ 解決策: いい歌をたくさん聴き、自分の心がどんな音色に感動したのかよく分析してみましょう。そして、自分の歌をよく聴いてどんなところに物足りなさを感じるか振り返ってみましょう。
まきの歌広場では、これら3つのズレを修正し、「伝える力」を磨くトレーニングを提供しています。あなたの歌声を、次のステージへ進化させましょう!
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