こんにちは。ボイストレーナーのまきです。
ボイストレーナーとしてたくさんの方の歌を聴かせていただきました。カラオケが大好きな方、プロとして活動されていた方、アマチュアのバンドボーカルをされている方、歌ライバーをされている方。
いろんな方の歌を聴いているうちに、歌の上手な方にはある「共通点」があることに気づきました。
今回は私が出会ってきた「歌うまさんの共通点」についてお話ししたいと思います。
1.リップノイズが入らない
まず一つ目は「リップノイズが入らない」です。リップノイズとは歌唱の際に生じる雑音で、口を開閉した時に生じる唾液のネチャッとした音のことです。このリップノイズの原因は口腔内の乾燥といわれています。
しかし、歌の上手な方でリップノイズが気になった方はほとんどいらっしゃいません。口腔内の乾燥だけが原因ではないように感じます。おそらく、発声時の口腔内のスペースが常に広く保たれていることや、腹式呼吸ができていることが関係していると思われます。
2.リズム感がいい
二つ目に「リズム感がいい」ということです。歌の上手な方に必ずする質問があります。それは「球技は得意でしたか?」です。中には運動は苦手です、とおっしゃる方もいましたが、歌うまさんは球技をはじめとした運動も得意である方が多い印象です。
なぜ「球技が得意」と歌が関係あるかといいますと、球技をプレイするためにはボールの弾む「リズム」を捉えてボールを扱う必要があるからです。「リズムを捉える」ことを体で体感できることは、リズムに合わせて歌を歌うことととても似ていますね。
3.花粉症じゃない
歌の上手い方は「鼻腔共鳴」が豊かな印象があります。鼻腔共鳴には鼻の健康状態が良好であることが大きく影響します。歌の上手い方に「花粉症ですか?」と聞くと「花粉症じゃないです。」とおっしゃる方が多い印象です。私は万年花粉症なのでとてもうらやましいです…。
今回は「歌うまさんの共通点」をご紹介しました。
いろんな視点から「歌」を楽しんでみてくださいね。
楽しく歌うまを目指すボイストレーニングをご希望の方はこちらからお問い合わせおまししています。
コメント
リップノイズにすごく悩んでいます!舌に力が入ってると歌詞の境目にノイズが起きやすい気がします、お上手なかたは、音がしないのですね…!口を開けて腹式呼吸、頑張ります
ニッキさんコメントありがとうございます!リップノイズに悩んでるんですね。歌の上手い人は腹式呼吸による息の支え、舌、口腔の動きに無駄がなく雑音が少ない傾向にありますね。そのほかかみ合わせや舌の長さなどもリップノイズに関係してくると思いますが、いくつかのハンデがある場合でも筋力トレーニングでそれらをフォローしながら歌われているように思います。それでも現れてくるのもは「個性」となってみなさんに認知されるのかもしれませんね!歌を楽しんでくださいね♪